姿勢と歯並び
最近では、こどもでも大人でも、姿勢が悪くなっている人が多いようです。昔は着物を着て、しっかり正座して姿勢良く過ごす文化がありましたが、洋服を着るようになり、ラフなファッションで姿勢にも気を使わなくなり、核家族化が進んで姿勢を注意される機会が昔より減ったのでしょう。
そうした生活様式に加え、食生活の変化も影響しています。堅い物を食べずに、柔らかいパンなどを好んで食べるシーンが増えました。この変化から、こどもの頃に噛む力が鍛えられず、顎の成長が悪くなります。顎がしっかり成長していないと、そこに大人の歯が生えたときにうまく収まらず、歯並びが悪くなってしまうのです。
日常生活での姿勢や食生活が顎の成長に影響を与えます。歯並びが悪いと、当然虫歯にもなりやすく、歯周病などの口腔内の病気にもかかりやすくなります。歯並びが悪いことでかみ合わせが悪く、顎が左右にずれていってしまうこともあります。
そして、運動能力や学力にも影響が出てくるのです。
こうした事例は大人になってからでも十分に起こります。寝る姿勢が悪い、ほおづえをつく習慣がある、日常的に足を組む、ヒールが高い靴ばかり履く・・・などの習慣があれば、こうしたことが原因となって、かみ合わせが悪くなっていくことにもつながるのです。かみ合わせが悪くなるということは、全体のバランスも崩れている状態です。そうなると、体中にさまざまな不調が表れてくることもあるのです。